発酵パワーでアンチエイジングを加速しよう

2021-07-18

「発酵食品」とは、微生物の働きによって原料を発酵させてできた食品です。この発酵により食品が美味しくなるだけでなく、菌で腸内環境が整うため、免疫力UP・アンチエイジング・デトックス効果などのたくさんのメリットが期待できます。
こんなスーパーフードが、意外に安価で入手できるのは嬉しいですね。
発酵パワーで、アンチエイジングを加速しちゃいましょう!

発酵の種類

ひとことで発酵食品といっても、とてもたくさんの種類がありますが、大きく分けると3つに分類できます。それではさっそく、種類別に内容を見ていきましょう。

いずれも食品中の澱粉やタンパク質を分解し、グルタミン酸やイノシン酸を生み出し、元の食品より旨みを増します。そして、微生物が食品の腐敗を防いでくれるため、保存性も高まり、その上、栄養素の吸収率が上がり、体に良い影響を与えてくれる! いいところばかりですね^^

食品を発酵させる微生物を学び、上手に体に取り入れて免疫力up・不要なものをデトックスして、アンチエイジングに活かしていきましょう。

酵母菌

みりん・醤油・味噌などを作る麹菌は、消化吸収を良くしたり、酵素から生み出されたオリゴ糖をエサにする有用菌が活性化され、免疫力アップにつながります。

味噌

発酵食品を作り出す麹菌・酵母菌・乳酸菌の3つの菌によって発酵させた発酵食品の代表格。
生活習慣病の予防にも効果が高いことや、その他あらゆる効能に注目されています。

醤油

煮た大豆や小麦に麹と塩を加えて発酵させた調味料で、日本の食卓には欠かせないものです。

甘酒

米麹を発酵させた甘酒は、「飲む化粧水」と言われるほど美肌効果もあり、精神安定の効果もあります。

パン・酒

パンや酒を作るのに必要な酵母菌は、糖をアルコールと炭酸ガスに分解します。また、途中で消化吸収されずに、ダイレクトに腸内の免疫細胞に働きかけて免疫力を高めてくれるβグルカンも含まれます。

カビ

麹菌(日本酒、醤油、味噌)・鰹節カビ(鰹節)

白カビ・青カビ(チーズ)

チーズに含まれる必須アミノ酸のメチオニンは、肝臓の働きを助けるので、おつまみにも最適ですね。

鰹節カビ(鰹節)

鰹節は「荒節」と「枯節」の2種類ありますが、本枯節(ほんかれぶし)のみが発酵食品に分類されます。商品裏面を確認し、名称「かつおかれぶし削りぶし」、または原材料名「かつおのかれ
ふし」と記載されていれば大丈夫です。

細菌

発酵パワーでアンチエイジングを加速しよう
Image by Corey Ryan Hanson from Pixabay 

乳酸菌(ヨーグルト、漬物)・酢酸菌(酢)

乳酸菌には有用菌を増やし、腸内環境を整え、免疫細胞を活性化する働きがあります。体内に存在する免疫細胞の「マクロファージ」を活性化させる働きもあり、乳酸菌を摂取することで、異物に対する攻撃力がより高まります

納豆菌(納豆)

5大栄養素と食物繊維や必須アミノ酸をバランスよく含み、ビタミンB群、レシチン、女性に嬉しいイソフラボンや大豆サポニンが豊富に含まれます。
そのまま食べてもいいし、シソ・ねぎなどの野菜や縮緬じゃこ、ごま油と一緒に摂るとさらに免疫力がUPします。

特に納豆菌は、熱や酸に負けずに朝まで届くというメリットがあります。

甘酒

純米酒を酢酸菌で発酵させた食品です。主成分の酢酸やクエン酸は高血圧予防、血中脂質の減少、疲労回復効果などの効果が期待できます。

乳酸菌・糠漬け

野菜に付着した乳酸菌が米ぬかをエサに増殖します。植物性の乳酸菌は動物性乳酸菌とは異なり、胃酸の影響を受けにくいため、大きな効果が期待できます。

キムチ

発酵パワーでアンチエイジングを加速しよう
Photo by GoodEats YQR on Unsplash

野菜・海鮮など、複数の食材を発酵させてつけられる漬物ですが、複数の食材を一緒に発酵させるのは、珍しい漬物です。

酢酸菌は、腸内の免疫細胞にある免疫システムのスイッチを刺激して活性化させてくれるので、免疫力を高め、アレルギー症状を抑える働きがあります。

まとめ

今回はさまざまな発酵食品をご紹介致しました。

発酵食品をアンチエイジングに効果的に摂取するのには、続けて食べる・生で食べる・複数を食べることが大切です。

そして、中には塩分が強いものもありますので、食べ過ぎ注意です。

自分で作れるものもたくさんありますので、楽しみながらアンチエイジングで美しく、健康に毎日を過ごしましょ!

Posted by loveinfinity